2014/07/22

学校は「音づくり」をやっていない


滅びる英語 


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48. 学校英語で音作りに励んでいます(その1) 投稿者:Eliot  投稿日: 6月24日(日)13時40分21秒


 学校英語は滅びる英語。本当にそうです。ほとんどの学校と塾の教室で行なわれている英語の授業は生徒を欺いています。英語を教えると言いながら、その場限りのくだらないことをやっていることが普通です。英語の音作りを激しく、厳しくやっている所は極めてまれだと思います。実際、英語の教員の多くにとって英語の発音は、できれば避けて通りたい弱点です。自分自身が通じるレベルの音が出せない教員がたくさんいますし、そこそこ通じる音を出せる教員もその多くが英語の音作りに必要な知識を体系的にルール化して生徒に教えることができません。例えば、根石さんが示しておられるような、音と音がぶつかり合ったときの音の消失とかいうことも生徒に説明できるような知識としては持っていないのが現状です。


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 (20140723)

 これは、掲示板「大風呂敷」ができてすぐに柴田さんという学校の先生が書いて下さった記事である。柴田さんは、中高一貫の英語の先生で、英語音に関する多くの知識をお持ちの方だった。掲示板に登場して下さった最初の記事の一行目に、「私は根石さんのホームページの大ファンです」と書いてくださったのを今でもはっきり覚えている。

 この記事に書かれたような学校の英語の扱い方は今でも変わっていない。
 私は当時から言ってきた。このていたらくは、アメリカの音声学の直輸入をそのまま教えているような大学教員を野放しにし、日本人に特化した「自前の音づくりの方法」を無視しているような文部科学省のおさぼりが根本の原因である。
 野放しにされている大学教員と文部科学省の英語を担当している役人とは癒着しているのだ。英語教育の世界にも「原子力村」のようなものがあるのである。そのせいで、日本在住のままで英語をしゃべり始める人は皆無に近いようなていたらくが続いているのである。




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